東京の美術館 東京都美術館

 東京都美術館は上野公園の中にあります。JR上野駅の公園口改札から出ると、まっすぐ先には上野動物園が見えます。進んでいくとスターバックスが目印になる十字路があり、その先の動物園の右斜め方向に東京都美術館があります。少し奥まっている場所で、夏場は木々の葉っぱに囲まれて少しわかりにくいかもしれません。

 開館時間には門の扉は目立たなく、いつの間にか美術館の敷地内に入っているかもしれません。そんな時は、通路の中央の大きな鏡の球体が目印になります。井上武吉の《my sky hole 85-2 光と影》という作品です。さらに進んでエスカレーター、階段を使って降りてください。

 

 目の前の中央棟が建物全体の入り口になります。向かって右側が企画棟、左側が公募棟です。企画展が目的でやってくる人が多いと思います。中央棟の入口の左側に企画展の受付があります(右側ではありません)。コインロッカーが並ぶ待ち合わせスペースを通って左側が受付です。先ほど地上で球体の作品がありましたが、その地下部分がホワイエ(会場までの通路)になっていて、そこを通って企画棟に向かいます。

 企画展会場は地下1階から始まり、1階、2階とエスカレーターで上りながら多くの作品を見るルートになっています。そして、2階の会場を出たところに企画展のショップを設置することが多いようです。

 

 企画展を見終わると下りエスカレーターを利用して地下1階まで戻ることになります。2階でショップを出てエスカレーター・ルームに向かうとそこはガラス張りになっています。入る時に通った球体の作品がある前庭をそのスペースから見ることもできますし、緑、青、赤、黄の椅子が並べられて、ちょっと休憩もできます。エスカレーターを乗り継いで地下1階まで下ると、受付の横に出ます。そこが企画展会場の出口になっています。

 

 あとは、コインロッカーのある待ち合わせスペースを通って、出入口まで戻ります。出入口正面にはミュージアムショップがありますし、地上階にはレストランやカフェもあります。ここで休憩してもいいかもしれません。

 

  現在の建物は建築家、前川國男による設計です。前川國男は同じ上野公園にある国立西洋美術館の建設にも加わり、さらに新館を設計しました。国立西洋美術館の向かいにある東京文化会館も設計しています。

JR上野駅公園口からのルート

開催中の企画展

 現在、印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 が開催されています。開催催期間は今年2024年1月27日から4月7日まで。レポートはこちらからご覧ください。

 

レポート

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

  (2022年2月10日~4月3日)