
イタリアのベローナはミラノとヴェネチアの中間地点にあり、地理的にはオリンピック会場のコルティナやリヴィーニョなどからも集まりやすい場所になります。
アディジェ川が蛇行するあたりの市街地にある歴史的な円形闘技場が今回、ミラノ・コルティナ 2026 冬季オリンピックの閉会式会場になりました。屋根のない会場で天候に左右されやすい会場ではありますが、床が映像スクリーンになって様々な模様や時にはイラストや写真が投影され、オペラ「椿姫」の音楽はオーケストラが近くの劇場で演奏していました。その音楽が会場に流れるなど、最新の通信テクノロジーで可能になった演出でした。そして、登場人物は「蝶々夫人」でその中には日本人もいたということです。
そういえば、開会式はミラノ、コルティナ、プレダッツォ、リヴィーニョの4カ所で同じ国の選手団が入場し、それが一つの映像に収められ、競技では選手の後ろをドローンが付いていき、これまでにない迫力のある画像が世界中に配信されていたことも、現在の技術によって可能になったのだと改めて感心させられました。そして、それらが自然に私たちの目の前に展開されていたのです。
まず、各国の国旗の騎手が入場します。日本の旗手はフィギュアスケート・女子の坂本花織とスピードスケート・男子の森重航(わたる)が務め、先に会場に入り、国旗の入場が終わった後に、各国の選手団が入ってきました。
この日(現地時間2月22日)は、オーストリア国境近くのコルティナよりミラノ寄りのテーゼロにあるクロスカントリースタジアムで女子マススタートクラシックが開催され、前日に行われた男子とあわせて、この閉会式会場で表彰式が行われました。特に男子は金・銀・銅をノルウェーが独占しており、やはり冬のオリンピックは北欧などが強いということが示された形になりました。
次回の冬季オリンピックは2030年のフランスアルプス大会になり、この閉会式で引き継式も行われました。今回のミラノ・コルティナ 2026 ではイタリアとスイス・オーストリア国境近くのアルプス地区で山岳の種目が開催されました。イタリアは西側でフランスとアルプス地区で接しています。アルプスの西側で次回の冬季オリンピックが開催されることになります。
日本のメダル数は金5個、銀7個、銅12個で合計24個を獲得し、金のメダル数を優先する公式なランキングでは10位になっています。
ノルウェーが金18個で一位、アメリカが12個で二位、オランダとイタリアが10個ですがオランダの銀が7個、イタリアが6個で、オランダが3位、イタリアが4位となっています。
これを合計のメダル数で順位付けしてみると、ノルウェー41個、アメリカ33個、イタリア30個、ドイツ26個で、日本の24個はその次の5番目になります。フランス、スイスが23個で続きます。

(現地時間2026年2月22日の閉会式などから)